2011年1月5日水曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

今回の年末年始は今までにないものにした。
年末年始は実家で過ごすのが当たり前だと思っていたので、1回だけ普段住んでいる東京で初詣に行った年はそれだけで特別な感じがした。それが、今年の年明けは京都のカプセルホテル。進化したんだか劣化したんだかよくわからない年明けである。事の発端はあるにはあるのだが、実行に移す段階に至っては即興だったと言いきれる。

2010年12月30日
この日については前々から沖縄から遊びに……失礼……使命を帯びて東京を訪れた友人を中野ブロードウェイに案内して、夕方から飲み会という予定が立てられていた。その当日の朝に、大阪・京都に行って静岡の実家にも寄り、3日間なら同居してる獣が餓死しないだろうというプランが閃いたのである。それが、新宿での飲み会から京都に停まる夜行の高速バスに直接乗るというもの。即PCを立ち上げて高速バスの空席をチェックすると2席空いている!これで決まった。飲み会を盛大に楽しんでカラオケまでご一緒して、翌日東京ビッグサイトで決戦を迎える方々をあとに、私はバスターミナルへと向かった。

2010年12月31日
朝の6時半過ぎに京都駅烏丸に到着。この時は天気が良く綺麗な朝焼けを写真(下に添付)に撮ったのだが、ガストで朝食を採ってるうちに雪が降り出した。雪の勢いは増す一方だが、インターネットで見つけた嵐山の法輪寺に行くと決めてバスに乗り込んだ。小一時間で到着したのだが既に一面の雪景色。法輪寺は「嵯峨野を一望出来るスポット」と紹介されていたのだが、雪で視界が悪く、ただただ真っ白だった。景色は見れなかったが、法輪寺のお守りは手にした。実はこのお寺には「電電宮」というお宮があり、電波・電気・電子・情報の神様が奉られているのである。
長居は無用とバスに乗って京都駅まで戻り、京都市役所まで地下鉄で移動。この辺りは寺町通りなど大きな商店街があって、目的地の一つ「パララックスレコード」も近くにある。カフェの奥にある部屋で営業しているCDショップで、電子音楽や現代音楽が専門。ここで店長お薦め!とある北欧の電子音楽のCDを購入した。
お昼が過ぎて京都市役所前駅の改札横で「無音ストリート」を開催している歳森さんの演奏を聴きに行った。2007年に今は無き大阪ブリッジのピアノ即興演奏でご一緒した方で、無音ストリートの演奏を楽しんだ後、少しお話をうかがう事も出来た。実験色の濃いライブだけど手応えを感じてて、とても充実しているようだった。
晩ご飯は豪勢にして、泊まるところはこれまたその場で予約したカプセルホテル。すぐ近くにマルツ電波パーツ館ととらのあながあって、京都に来たのに秋葉原にいるかのような感覚を味わった。それが大晦日の夜である。

2011年1月1日
元旦。京都の秋葉原みたいなところにあるカプセルホテルで起床。実家向けのお土産を買って、そそくさと電車移動。そう。京都まで行っておきながら除夜の鐘も聞いてないし初詣にも行っていないのである。それより、日没までに実家にたどり着く事を優先した。実家ではのんびりと過ごした。それだけ。

2011年1月2日
バッグの中に12月30日にもらった泡盛がずっと入っていて、そこに実家でもらった麦焼酎が加わり、さらにはお米3升(約5kg)も持ち帰ることになって、逆兵糧攻めである。もちろん有難いし嬉しい気持ちもあるのだが、いかんせん重すぎ。それでも無事
、夕方には東京に着いた。部屋で一休みした後、都立大学ジャミンへフリーセッションに参加しに行った。新年明けてまだ2日目である。そんな物好きそうそういないだろうと思ってヒーロー気取りで行ったら普段と変わらない盛況ぶりだった。