2014年12月29日月曜日

音楽の演奏との付き合い

大上段に構えたタイトルから振り下ろす

 12月27日、ウチダヨシノブさんが主催する「楽器を使わず♪ 音楽(おとあそび)表現ワークショップ」に参加した。リンク先に書かれている通り、楽器演奏の経験が無くても、楽器が無くても、音楽を楽しむことは出来るよ!という趣旨のワークショップである。まず最初に「音楽とは?」を各自思い思いに付箋に書いて壁に貼ることから始まって、ウォーミングアップからメインの「紙だけ使って音を出す」試みへと進む。ただ闇雲にガシャガシャやってては音楽の体を成さず、私が付箋に書いた「感情への働きかけ」が生まれない。そこでウチダさんがひとつリズムの約束を足す。それがきっかけに笑いが起きたりする。流石。
 私は今となっては楽器演奏の経験を持つ者である。今更リセットすることは出来ない。そんな私がこの手のワークショップに参加するにあたって最初に思い浮かぶのは「サバイバル」。私はアウトドアがからっきしダメなのだが、音楽だけは何とかしてみせるわ!この場合は私がやってみせるだけではなくて、やってみ?と巻き込むのが音楽の真価である。

 12月28日、高円寺マッチングモヲルにて「モジュラーシンセミーティングTokyo」を観に行った。飛び入り参加可能とあって私もセットを持って行くことも考えたが、この日はこの後にジャムセッションの参加を決めていたのでまたの機会にまわした。 モジュラーシンセサイザーというのは1つのモジュールは基本的に1つの機能しか持たず、そのモジュールを複数ケーブルで繋いでいって複雑な音を生み出す電子楽器。近年日本でもユーロラックという規格に則ったモジュールが手に入りやすくなって徐々に普及してきた。モジュラーシンセミーティングTokyoはそんなモジュラーシンセプレイヤーが一同に会して、ライブあり、トークありで楽しい時間があっという間に過ぎていった。内容もバラエティーに富んでいて、電子音響にダブステップのDJMIX、小林旭を熱唱という完全に予想外のパフォーマンスも!1月15日には高円寺ShowBoatで類似のイベントが開かれるそうなので、こちらも注目したい。http://showboat1993.wix.com/showboat1993#!20151/cufw
  上記のワークショップとは盛大に対極にあるようだが、モジュールの数や組み合わせが自由なのでたった3つの基本的なモジュールだけでもパフォーマンスが可能であって、お客さんを唸らせる。立脚している地点が同じなのだ。

 同日、阿佐ヶ谷YellowVisionにてジャムセッション「Groover's Jam」に参加。トランペット1本持って。多かれ少なかれ楽器の演奏に通じた面々の本気の戯れで、圧巻のライブである。ドラムとエレクトリックな楽器の音量に負けじと全身で音を吹き上げる。スケールに合わせられればもう少し文明的な音楽になったかもしれないが、そんな余裕は自ら消し飛ばして「音楽はなるようになるもの」を地で行った。とはいえ、各々得意なジャンルが厳然とあって、それに合わせたり、関係なしにぶっ込んだりのせめぎ合い。特にこの日のエスニックになったセッションに驚いた。クロマチックな楽器のプレイヤーがスケールに即対応していたのが凄い。かくいう私もフリーインプロヴィゼーションじゃ!とワルぶってみても、学生時代の基礎があってBachの標準的なトランペットなので、そう道を外した音にならない(道を外した音ってどんな音なのか)。
 つまり、カオスになり過ぎないところが音楽だった。カオスにしても音楽を感じられるものがあるけれど、それが出来る人間は限られてて、やってみるとむしろ難しい。

 仕事納め直後の2日間で濃密な経験をしたのだけれど、音楽演奏の門戸が広く開かれているのは間違いない。楽しめることが1つ増えるのが悪いことではないだろう。

2014年12月23日火曜日

最近の出来事

だいぶ間をあけてしまいました。

 ブログ更新に使っているPCがエアコンの効きが悪い部屋にあっておっくうだったので。それはともかく、前回の更新から今までにあった事の中で最大のイベントは選挙。自分が候補者になって選挙に出ない限り、自分の考えに一番近い候補者・政党を選ばなければならない。そこで誰が良いのか玉石混交の情報から判断しなきゃならんわ、どうせ自民党には敵わんわと、非常に滅入る。しかも街宣がうるさい。特に東京8区には「怒」と書かれたのぼりを掲げ、馬鹿げた音量で怒鳴り散らす候補者(支援者?)がいる始末で、いつにも増してストレスがかかった。それでも投票に行きましたとも。


3年目突入のイノスボクス。

 イノスボクスというのは高円寺グッドマンで月に一度ライブに出演している即興演奏デュオ。私がトランペットと電子音、グッドマンマスターの鎌田氏がアルトサックスである。それが11月から怒涛のゲスト出演を得て、先月は木下正道氏、今月はjai氏にご出演いただいた。(撮影:吉本裕美子さん)




 次回は新年の1回目になるのだが、対バン不在でジャムセッションの日となった。そしてこの日はブラジルから来日している音楽家 Paulo Dantas 氏の参加が決定しており、奮ってご参加いただければ幸い。どうぞよろしくお願い致します。

1月17日土曜日20時開演 1,500円(400円までのドリンク付き)
イノスセッションボクス
(鎌田雄一as,プロデュース 森下雄介tp,etc,ディレクター) (みんな演奏しに来て下さい)

PauloさんのSoundCloud
https://soundcloud.com/pl-dnts


チェス

 先日、将棋の羽生善治名人が元チェス世界チャンピオンのガルリ=カスパロフ氏とチェスで対戦するイベントがあって話題になった。チェスはあまり日本人に馴染みがなさそうだが、海外の映画やドラマ、国内ではマンガやアニメで登場したりして目にする機会は意外に多いと思う。私がチェスに初めて触れたのは将棋とほぼ同時で30年近く昔の小学生時代。友人宅に立派なチェスセットがあって、駒をひっくり返すとフェルト面にどこに動かせるか書いてあったのを覚えている。正式にはキャスリングとアンパッサンという駒移動があるけれど、それは教えてくれる人がいなかったので抜きにして遊んでいたのだが、これがさっぱり勝てなくて友人内で最弱だった。将棋でも同じで駒のタダ取りが頻発するのだった。慎重さが足りなくて面倒くさがりでせっかちなのが浮き彫りなのだが、これはそのまま日常生活にも当てはまって苦労する。

2014年11月29日土曜日

いろいろな楽器、楽器のいろいろ

まずは長らく告知してきたライブのご報告を。

 先日のイノスボクスのライブではゲストに木下正道さんをお迎えして、2セット目の前半20分がセッションに。私はトランペットと KORG monotron + KORG KP mini、高円寺グッドマンマスターの鎌田さんはアルトサックス、木下さんはカセットMTRにコンパクトエフェクター多数というもので、面白い演奏になった。木下さんはこれを書いている前日に初台オペラシティ内の近江堂で開催された松平敬さん(バリトン)の無伴奏コンサートで、無伴奏独唱曲「石をつむII」が上演されて拍手喝采を浴びるなど高い評価を得ている作曲家。とても貴重なライブになったと嬉しい気持ちでいる。


無駄に楽器を所有している。

 オタクやマニアと言われるタイプは概してコレクター気質であることが多いと思っているのだが、少なくとも私は該当する。もともとシンセサイザーが好きだったので、就職を機に中古のシンセサイザーを買い漁ったのと、Roland のサウンドキャンパスでオリジナルのクラブミュージックを打ち込んだ。当時公開していたホームページでは PC と外部音源の MIDI と LINE の配線図を掲載していたが、すっかり PC 一台で完結するようになった今ではやや痛いホームページに見えるかもしれない。思い出してみると、YAMAHA SY99 を入力用の鍵盤にして Roland SD-70 という AUDIO IO 付き SC-8820 互換機に打ち込んでいた。
 シンセサイザーは「シンセサイザーからどれか1台」で終わらない。各メーカー各製品ごとにキャラクターが全く違うので増えていく事になる。それと様相が異なるのがトランペットや尺八といったアコースティック楽器。これらは「トランペットからどれか1本」で大概事足りる。理想的には曲調によって明るい音色の物と暗い音色の物を使い分けたいけれど、まあ1本持ってて何を演奏してもおかしくはない。私の場合はシルバーの Bach だが、一応、Kunstul 製でラッカーのフリューゲルホルンとマルカート(下倉楽器のショップブランド)製でラッカーのポケットトランペットもあって使い分けをしてみた事もある。しかし、もっぱら Bach 一本で対応している。尺八も同様で、理想的には古典の場合には中を地や漆で整形していない地無し管、あるいは一尺八寸より長い二尺以上の長管が欲しいところだが、それも必須というほどではない。こちらは習い始めから1年ほど使ったプラスチック製「悠」と一城銘の竹製がある。「悠」はまったく侮れなくて、真面目に尺八をやってみようかな?という方にお勧めしている。

 
演奏する曲について。

 シンセサイザーは歴史上新しい楽器だし、トランペットは古くからあるけれどどんな曲を演奏してもほとんど問題にされないが、尺八などの和楽器は古典的でないと「けしからん」という反応をする方が少なからずおられる(ソースは動画サイトのコメント)。トランペットなどの西洋楽器なら良いのに邦楽器ではダメな理由を考えてみると、様々なジャンルが演奏されて来た歴史の長さと日本人の気質の相乗効果だと思う。慶野由利子さんから「楽器なんだから何を演奏したって良い」というお話を聞いて私もその通りだと思っているのだが、私は「古典は古典らしく演奏する」と付け加えたい。ポップスや EDM を演奏したっておかしくないが、古典を今時のアーティキュレーションで演奏するのは間違いだと断言する。まあ、ポップスや EDM の側で古典のアーティキュレーションが迷惑になる事もあるだろうから、楽器の可否と言うよりは作曲者の意図・演奏者の意図の問題だろう。

2014年11月21日金曜日

初めての新宿PIT INN

毎度の告知です。明後日の日曜日なんです。

11月23日日曜日、20時より高円寺グッドマンにてイノスボクスのライブです。
今回はゲストに木下正道さんをお迎えします!

イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)guest木下正道(elc.)
/吉野繁as ソロ 2,200円(400円までのドリンク付き)

https://www.facebook.com/events/859956574057264/



最近Twitterで気になっていたblacksheepを観に行った。

仕事帰り、しつこい咳に悩まされつつも小雨降る中を新宿PIT INNへ向かった。PIT INNは歴史的なライブハウスで、ジャズプレイヤーはここで演奏するのがステータスになっている。客席は整然と椅子が並んでいて、テーブルには灰皿が置かれていた。高円寺のクラシック喫茶「ルネサンス」も各テーブルに灰皿が置かれていて今となっては少し驚きもある。もて囃されていた時代を私は実際に体験していないが、その時代の雰囲気を今に残していると思う。灰皿だけでなく吸い殻の模造品があったら面白いかもね。

blacksheep は SF とフリージャズの融合をテーマにしたバンドと知り、私も一応 SF が好きだしペット吹きなのでいっぺん観に行ってみようと思い立った。アルバムは3枚出ており、西島大介氏がイラストを描いていたり神林長平氏が帯を書いていたりと SF 度はかなり高い。曲の方も SF 作品から着想を得たというだけあって、フリーキーな演奏でもはっきり起承転結があるおかげでストーリー性があった。ピアノ・バリトンサックス・トランペット・チェロという編成はかなり変則的だけれど、さすが皆さん腕が確かである。

翻って私の演奏はフリーインプロ。フリージャズでもテーマはあって、中間でフリーインプロになってもフックになるリフが入ってテーマに戻ってくるものだが、私のは徹頭徹尾フリーインプロ。それを面白いと思ったのだからそれで今後も追求していきたい。



それにしても咳がしつこい。

職場でもあちこちから咳をするのが聞こえてくるし、毎日ギッチギチの電車に乗ってる間にも聞こえてくる。加湿器を使い始めたものの少し遅かったかもしれない。のどに良い食べ物として、大根を細かく切ってはちみつに漬け、しみ出てくる水分でゆるくなったはちみつをいただくのが良いとのこと。明日にでもやってみようと思う。

2014年11月17日月曜日

攻殻機動隊2

毎度の告知です。今度の日曜日なんです。

11月23日日曜日は高円寺グッドマンにてイノスボクスのライブです。
今回はゲストに木下正道さんをお迎えします!

イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)guest木下正道(elc.)
/吉野繁as ソロ 2,200円(400円までのドリンク付き)

https://www.facebook.com/events/859956574057264/



日曜日の夜にふと攻殻機動隊2を読んだ。

2001年の発売された当時で、確かマウスパッドが付いていたもの。何度かひと通り読んだはずなのだが、1と違って結末ですら全然印象に残っていない始末である。原因は「雰囲気読み」をしがちな癖があるからに違いない。何が進行しているのか分からないがこの雰囲気が気持ちいい、というやつである。ちなみに「雰囲気読み」という語を検索したら出てこなくて私の造語になってしまうようだが、それはおかしい。施川ユウキ「バーナード嬢曰く」でグレッグ=イーガン「ディアスポラ」を取り上げて出ていたはず。それよりも前に押井守「イノセンス」の「セリフが難解」という感想に対する監督のコメントや、神林長平「戦闘妖精雪風」の後書きでも見かけた気がするが、そこらへんは記憶が曖昧である。
話を戻すと、昨日読んで初めて攻殻機動隊2がどんな話なのか理解した。平たく言えば、(便宜上の)主人公である荒巻素子が誰と戦っていたのか、昨日理解した。いやはや自分に驚く。今読んでなぜ理解出来たかは、間にテレビシリーズがあったり他の映画があって理解度が増していたのだと思う。それにしたって2のアタックシーンはマルチタスクで進行していて、やはり読んでて自分の亀っぷりにやきもきする。



まったりプログラミング再習得。

攻殻機動隊の話とは別に、今月に入って少しばかり openFrameworks に復帰しようかなと思い、その為にはリハビリが必要だと思ってプログラミングのチュートリアルから始めた。英語だけれどちょうど良い感じのドキュメントがあって重宝している。openFrameworks で何をするのか具体的なアイデアはまだないけれど、何か出来そうと思わせてくれるのが良い。ただ、Processing でもそうなのだが、あの幾何学的でやたらハイファイな雰囲気から逃れられないものかと思う。

2014年11月16日日曜日

モジュラーシンセサイザー、他

毎度すみません。告知から。
11月23日日曜日は高円寺グッドマンにてイノスボクスのライブです。
今回はゲストに木下正道さんをお迎えします!

イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)guest木下正道(elc.)
/吉野繁as ソロ 2,200円(400円までのドリンク付き)

https://www.facebook.com/events/859956574057264/



9月に仙台でモジュラーシンセサイザーのイベントに出演。
https://drive.google.com/file/d/0B3-bKjuJFwTLbFMzTkJlWGJFNE0/view?usp=sharing

モジュラーシンセサイザーというのは、一般的なシンセサイザーなら内部に組み込まれている機能がひとつひとつモジュールに分かれていて、それをケーブルでつないで音を作る電子楽器。かつてはひと部屋潰すほどの大きさだったのが、今はユーロラックという規格があって机の上に乗せられるサイズになった。モジュールひとつが1〜2万円で手に入るので初めるには敷居が低いが、それなりのパフォーマンスが出来るまでには結局10万円は必要になるので、一般的なシンセサイザーとそんなに変わらなかったりする。ただし!これは声を大にして言わなきゃいかんのが、同じ金額をかけたとしても他人とまったく違う構成になる。もちろん、買い足していけばバリエーションは増えるし、モジュールを自分で作るのもあり。近年徐々にもりあがりを見せているので楽しみである。

ナニワのシンセ界



管楽器の音出し。

風邪が長引いていて音出しに支障ががが。トランペットは2日空けると筋力面で耐久力が落ちて、尺八は息を効率良く音に変換出来ず過呼吸に近いことが起きる。尺八はそれに加えて握力だけで楽器を支えるので手が痛くなることもある。
ゲーム感覚でよくやるのが動画サイトでもラジオでも流れている曲の音をその場で拾って合わせてみること。私に絶対音感はないけれど相対音感はそこそこあるらしく、なんとか拾える曲がある。トランペットであれば、「次にこの音を出したい」とイメージすると、その音がミなのかラなのか分からないまま指はピストンを押さえている。近頃は尺八でもそいういう現象が見られるようになってきた。的中率は7割くらいだろうか。
もともとは小学校低学年まで足踏みオルガンとピアノを習っていて、その後もキーボードを弾くことがあって、次の音への間隔がそのまま鍵盤の距離と感覚的に結びついていたと思う。トランペットはそうは行かず、先ほど的中率7割と書いたけれども、残りの3割で何が起きているかというと、指はミで押さえているけれど「あ、高い」と口だけ半音下げて妙なことになっている。

2014年11月15日土曜日

携帯電話雑感

毎度すみません。告知から。
11月23日日曜日は高円寺グッドマンにてイノスボクスのライブです。
今回はゲストに木下正道さんをお迎えします!

イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)guest木下正道(elc.)
/吉野繁as ソロ 2,200円(400円までのドリンク付き)

https://www.facebook.com/events/859956574057264/




私の好きな携帯電話。

携帯電話を使い始めたのは社会人になった15年ほど前で、大学時代に学生で使い始めた人がいたのでちょっと遅い方かもしれない。今は iPhone 5s だが、これまでに使ってきた携帯電話で記憶に残っているのを挙げてみよう。

<順不同>
Sony Ericsson Premini
Nokia NM706i
Sony Ericsson XPERIA Pro

実際に使ったのは他にもあるが、XPERIA 以外はすべてストレート型のはずである。スライド型はぎりぎり許してやる!ぐらいにストレート型にこだわっていた。音を出して良い時はこれでもかと出すが、そうでない時は人前で音を立てたくない質なので、二つ折をパキパキ言わすのが気に入らなかった。使う時にワンアクション余計なのもある。そしてサイズが小さい物を好んだ。スマートフォンにする前は携帯電話でガッツリとインターネットを利用しようと思わなかったのでそれで十分だったのだ。スマートフォンにしてからインターネットのみならず電子ブックを読むようにもなって、最近出た iPhone 6+ が良いように思えてきたから変わるものである。通信がメインの機器とメディア視聴メインの機器を分けたいのが本当のところ。

写真の Sony Ericsson XPERIA Pro だが、Android では最後のハードウエアキーボード搭載機だと思う。国内キャリアからは販売されず縁あってお安く譲っていただけたもので、上記のようにストレート型への愛情がハードウエアキーボードに移ったと言える。以前このブログで書いた当時、これ一台で通話とインターネットだけでなく、自宅に立てたサーバーへのリモートログインやスタンドアロンでプログラミングまでしていた。3年使って結婚を挟んでついに iPhone になった。XPERIA はお役御免なのだが、ここで先ほどの、
通信がメインの機器とメディア視聴メインの機器を分けたいのが本当のところ
を実現できる。通話・メール受信・インターネットは iPhone で、一度ダウンロードしたらそれを再生すれば良い音楽・電子ブックは XPERIA で、という住み分けが出来る。欲を言えば電子ブックは液晶がやさしい Kindle にしたいところだが、そんないくつも持ち歩きたくないので悩ましい。とりあえず、昨日思い立ってこの XPERIA を初期化して軽快な動作を取り戻した。気をつけないといけないのは、アプリのアップデートの通知からすべてアップデートすると、内蔵のメモリを使い果たしてしまう点。プリインストールのアプリだけでそうなるのだから呆れる。主犯は Facebook である。iPhone でもそうなのだが、ブラウザから出来るものは極力アプリをインストールせずブラウザから使っている。

2014年11月14日金曜日

料理のこと

まずは告知から。

11月23日日曜日は高円寺グッドマンにてイノスボクスのライブです。
今回はゲストに木下正道さんをお迎えします!
イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)guest木下正道(elc.)/吉野繁as ソロ
2,200円(400円までのドリンク付き)

https://www.facebook.com/events/859956574057264/



料理を作るのは嫌いじゃない。

私はどちらかといえば料理に凝る方である。ただし、レシピに材料がいくつも並んで手順が多い料理を、こつこつと手間をかけて作るというのは性に合わない。先日完結した「おせん」というマンガでは、少ない材料でとことん手間をかける日本料理――郷土料理と言った方が良いか――をよく取り上げていた。これはまだ作ってみようという気になる。やる気はやり始めると出るものなので、レシピを見てげんなりしたのではスタートラインにも着いていない状態だ。

こんな私が作るのを好む料理は、天ぷらである。とりあえず職場で驚かれた。食べる機会は多いが、自分で作ってみようという発想に結びつかない料理の代表格かもしれない。私もそうだったが、ひとつの動画がきっかけになった。



材料を切って、衣をつけて、揚げるだけ。こんなにシンプルなのかと。しかも、衣を付けて油に投入するところなんて童心に還る。後片付けで少しばかり憂鬱になることもあるけれど、得意料理の一つにしたい。

今日はお好み焼き。



一週間前に仕込んだにんにく醤油も使える頃合いになった。



2014年11月12日水曜日

夏と冬、どっちが好き?

まずは告知から。

11月23日日曜日は高円寺グッドマンにてイノスボクスのライブです。
今回はゲストに木下正道さんをお迎えします!
イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)guest木下正道(elc.)/吉野繁as ソロ
2,200円(400円までのドリンク付き)

https://www.facebook.com/events/859956574057264/



夏と冬、どちらが良いかと聞かれれば。

私は「夏」で即答。一年を通して体調が良いのも夏。反対に体調が悪いのは秋から冬にかけて。特に今年は10月に39度を超える熱を出したというのに、昨日からまた風邪をひいている有様である。
秋・冬の景色は好む。青空と雲のコントラストが好きなのでキリッと締まった時期に空を見上げるのはたまらなく良い。問題は、寒くないように厚着をするのが苦手でどうしたら良いのか分からない点。はっきり言って腹巻があれば良い。しかし売ってるところを見たことがない。そこで検索してみたら、オンラインショップでウエストウォーマーというカテゴリーがあるのを知った。これだ、これだよ。

この検索をしたおかげでサイトの広告が腹巻だらけ。こんなに要らん。



尺八を自作してみたい。

Twitter で尺八を自作させてくれるところがあるのを知る。

【一日体験】手作り「尺八」教室に参加してみた / マイ尺八から音が出た瞬間は泣きそうなほど感動的!

1000円からなのでとてもお安い。記事中に「1万円以上はザラ」とあるが、一般的な尺八は10万円以上がザラと言った方がより正確で、1万円程度というのは樹脂製だったり竹材を貼り合わせて整形した物ならある。ちなみに塩ビ管製はもっと安い。安い安いと貶めているようだがちゃんと音は鳴るので、それはそれで楽しいもの。この手作り尺八教室、近々行ってみよう。その時はここでレポートするかもしれない。

2010年から始めた尺八の稽古の方は少しずつ曲が増えて、今稽古しているのは雲井獅子という九州から伝わった曲。尺八古典本曲の中にもサブジャンルがあって、「獅子もの」とされている曲の一つと習った。私の場合、アマチュアとして趣味で演奏できれば十分なので、一曲演奏し通せれば出来不出来にあまりこだわらず次の曲に進んでくれる。それで今や8曲目。興味は尽きない。

2014年11月11日火曜日

またしても風邪

短期間に二度風邪をひく

先月39度を超す熱を出したにも関わらず、今日は鼻がぐずついてマスクをして出勤。マスクをしてるとより体調が崩れる感じがするのだが、窮屈さと、病原菌がマスクで濃縮されるというネガティヴなイメージからだろうか。

2014年11月10日月曜日

もっと気軽に

ブログの更新が負担になっておりました……

主な巡回先であるところの Twitter と Facebook は9割方スマートフォンからの利用。フリック入力に嫌気が差してくる前に書ききる文章量で投稿するのであまり苦に感じないが、ブログとなるとそうはいかない。ブログの投稿にそんな約束事はないのだが、短文ならいつも Twitter に投稿してるしと、ループに陥る。

いったん更新し終えてからここを書き足しているけれど、ほいほいと twitter に投稿するからいけないとつくづく思った。そうする代わりにここを継ぎ足し継ぎ足ししてみようか、とも考えた。秘伝のタレみたいな。twilog でも良さそうだが、ただ時系列に並べるのではなくて関係する段落に書き足すところに価値がある。読む方も Twitter や Facebook で強制的に目に触れさせられるよりは、気が向いた時にここを見に来る方が精神衛生上良かろう。

1年以上放置して改めて投稿してみて「あーそうだったわー」と痛感したのは、リンクが面倒くさい。下記に紹介したいブログがあるのだが、ちまちまと URL をコピーしてきてリンクの URL 入力欄にペーストするのは一つ二つなら良いが、多くなるととても煩わしい。



そういえば、Blogger に障害が発生していたのでは。

奥村晴彦氏の twilog 経由で「浸透いうな先生」なる人物を知る。ネットワークテクノロジーのうちでも DNS の問題点を取り上げ、山形浩生氏、高木浩光氏を彷彿とさせる切れ味を披露している。何しろ「インターノット崩壊論者の独り言」というブログがあるが、Google Public DNS (8.8.8.8, 8.8.4.4) 経由では見れないようになっているらしい。私が見に行くと「Your DNS is Safe.」と表示があって問題なく読める。そこに Blogger.jp のアクセス障害について書かれていた。ネットワークについてはからっきしの私にはほとんど意味が分からなかったけれども、結局のところ Google の更新忘れだったのだろうか。



イノスボクス、続いています。

高円寺グッドマンのマスターと始めた完全即興演奏デュオ「イノスボクス」、この11月で2周年。気張ってます。詳細は Facebook のイベントページにて。次回はゲストに木下正道さんをお迎えします。

高円寺グッドマン
11月23日(日)20時開演 2,200円(400円までのドリンク付き)
イノスボクス (鎌田雄一as 森下雄介tp,etc)Guest木下正道(elc.)
/吉野繁as ソロ


https://www.facebook.com/events/859956574057264/