2013年4月7日日曜日

アナログゲームをやりたい

昭和50年生まれ、文科系に偏った趣味を持つ生涯……
いきなり何を言い出したかと言えば、ここ数日の間にかみさんが動画サイトのクトゥルフTRPGリプレイ風動画に大ハマりしている事に端を発する。書き出しにあるとおりの年齢である私にとって、「クトゥルフの呼び声」を最初に目にしたのはかれこれ20年くらいの昔、マイコンBASICマガジン誌面上である。


このころはTRPGで言えば「ソードワールド」が全盛期、「ロードス島戦記」のOVAなどもあってちょっとしたブームだったのを記憶している。ちなみに、「ロードス島戦記」は音楽を菅野よう子氏が手がけた最近のものではなく、萩田光雄氏によるもの。先ほどWikipediaを引いたら「シクラメンのかほり」の編曲でレコード大賞編曲賞を受賞とあって驚いた。リアル厨ニだった当時、友人からサントラを借りて大いに気に入り、別の友人からはピアノ譜を借りてYAMAHA PORTATONE PSR-210で練習したのを思い出す。今なら再習得中のトランペットとか稽古中の尺八でメロディーを演奏できるかも。

閑話休題。
どうやら「這いよれ! ニャル子さん (GA文庫)」がクトゥルフ神話に光を当て、ずっと下火だったTRPGに油を注いだ形になってかみさんの目に触れたようである。その煽りを食って、前述の通りベーマガでTRPGの記事を読んで以来は神話生物やSAN値といった周辺知識ばかり吸収していたところから脱却して、20年越しにH.P.ラヴクラフトの原作を読み出したところである。


失礼ながらTRPGについては、プレイヤーの世代が私と近くて、今までずっと続けてこられたか、まわりに一緒にプレイできる人がいなくてくすぶっていたのがインターネットの力を得てオンラインセッションを始めるといった経緯をたどった、ぶっちゃければ枯れた分野だと思っていた。ところが、ここ1〜2年でもっと若い世代にも認知されてきているようだ。めでたい!

もう一つの潮流。
ご多分に漏れず近くにTRPGをプレイできる友人がいなかった中高生時代が過ぎ、大学生になったころに流行り出したのが「マジック:ザ・ギャザリング 」。今でこそ様々なトレーディングカードが発売され、テレビゲームで有名な某メーカーが参入して一大ブームになった時には、「お金を刷っているようだ」と言わせるに至った不況知らずの分野であり、ゲームのシステムから販売形態まで丸ごとお手本となった黒船製品である。こちらはTRPGと違ってなんどかプレイした事があるのだが、つい先日Wikiサイトを見に行ったら、私が覚えた当時の用語が「廃語」にカテゴライズされていて泣けた。とはいえ、重厚なイラストと世界観が好みで、国産のアニメイラストにまったく馴染めないでいる私には、MtGが唯一の選択肢であることが変わらないでいる。
とはいえ、何も知らないまま保守的でいるのは良くないので、ブシロードの製品やプレシャスメモリーズと比較してみたところ、販売形態は言わずもがな、ゲームシステムも1ターンが複数のフェイズに分かれている点、基本ルールよりカードのテキストが優先されるアグレッシブなゲーム性などはそのまま引き継がれているものの、各々の世界観に合わせた細かいアレンジがきちんとしていて好感が持てた。ファイナルファンタジーもドラゴンクエストもシムシティーもみんなオンラインゲームになったけれども、アナログゲームもまだまだ捨てたものではなかった。


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