近頃自炊に凝っている。
これまでは個人的なブームとして周期的にやって来て、モチベーションの低下に伴って連日の外食というパターンだった。しかし、今回はブームで終わらせるわけにはいかない。ブームっていうのは裏に「道楽」の意味があるのだが、生活がかかったらそれは「道楽」にならない。要するに経済的に困窮するので、今回は自炊をブームにするわけにはいかないのである。
うちにある煮炊きする調理器具を列挙する。
炊飯器、電子レンジ、電気ポット。以上。
うちには鍋・フライパンがない。
近所に家屋の建て替えだか一家そろっての引越しだか、家財道具が「ご自由にお持ち下さい」と道端に出されていたことがあり、そこで花柄の鍋を拾ったことがある。これで味噌汁やカレーを作った時期があるのだが、電子レンジの上に置いておいたら飼い猫に落とされてガラス製の蓋が割れてしまった。それっきり使っていない。フライパンも買えば良いのだが、置ける場所がない。さらに熱源がIHなので100円ショップで売ってる軽いフライパンが使えないときた。こうなると普通はカップラーメンか冷凍食品くらいが残る選択肢となる。
それで「自炊に凝っている」とは片腹痛い、か?
書店に行けば、電子レンジで作る料理本、炊飯器で作る料理本がある。ホームセンターへ行けば耐冷・耐熱タッパーが手に入る。近頃は魚が焼けるパックやシリコン製の蒸し焼き器も豊富。炊飯器で作る料理では、蒸し器と落し蓋があるとバリエーションが一挙に増える。インスタント以上ではあるけれど、正統には程遠い。漫画「おせん」のきくち正太氏などから正拳突きをもらいそうな調理となるが、これはこれで楽しく美味い。今日は炊飯器で茄子を炊いた。だし汁を作って生姜を散らしたら、茄子を入れて落し蓋をする。あとは炊飯ボタンを押して、40分したら出来上がり。美味しく頂いた。
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